【ドラマ感想】ちょっとだけエスパー

ダウンロード.jpg

本作はMIUやアンナチュラルの脚本家である野木亜紀子の作品ということで放送前から楽しみにしていた。
野木氏曰くほのぼのとした楽しい作品と言う位置づけのようだが、きっとそれだけではないはずと、過去の作品を観てきた自分としては期待していた。

いい意味で想定と違っていた

初回を観た感じ、そこまで緊張感のあるようには思えなかった。
そして第二話を観たときも、こうやってちょっとだけの超能力で人助けをするのだけど、あの画家の結末のようにほろ苦い終わり方を交えたりするのだろうなぁ、くらいの感覚だった。
そうしたら、祭りの事故にからむ市松の姿が現れてから、この作品には敵がいるのだということを意識して、作品の雰囲気における緊張度が増して、面白そう!って感じた。あの二話のようなエピソードだけだったら途中で脱落していたかもしれない。

(ネタバレあり)

ヴィラン登場

大泉洋演じる主人公の文太たちBit5に対抗するYoung3登場。お互い世界を救うと主張して対決することとなる。能力的にもYoung3の方が戦闘に向いている。北村匠海はミステリと言う勿れの印象から本格的な悪役かと思った。ところが話が進んでいくと、むしろノナマーレの兆の方に問題がありそうなことが判明してくる。
お互い警戒しながらも文太と市松が協力し始めてから真相が解明されていく。

兆の目的

ノナマーレの社長である兆の目的は、文太達のいる時代からは10年後に起きる災害か何かで、兆の妻である四季が命を落とすのを防ぐ事にあった。兆は過去を変えようとしていたのだ。それにしては文太達に与えられたのは微調整レベルのミッションだったが、きっとあのビッグデータ解析の結論なのだろう。
Young3は未来の市松からそのことを伝えられて、過去の改ざんを防ごうとしていた。
兆はあのPCになんであんなべらべら目的と行動を話しているんだろうと思っていたが、過去が変わることで未来の自分の記憶まで変わることを見越しての記録だったんだね。未来がパラレルワールドになっちゃうとかだと興ざめしていたので、ちゃんと影響しているという部分は良かった。

Bit5

主人公側のキャラクターについては、文太の言う「愛し損ねた人たち」という表現がうまくまとめているなぁ。くたびれた中年達が世界から必要とされないと言われながらも生きていこうとする、というと壮大だが、実際はちょっと前向きになるお話という感じかな。

結果

とりあえず、四季の運命は変えられるかもなという雰囲気で終わる。ミッションコンプリートなのかな?
四季役の宮崎あおいをあの騒動以来久々に観た気がするが、自然な演技がうまいね。
もちろん他の出演者も演技が安定していた。

白い男の登場シーンなど話の展開では所々想定外の要素が効いて面白いシーンもあるのだけど、全体的には安定した派手ではない物語。
ほのぼのを保ちつつちょっと非日常を織り交ぜた感じが、疲れないで観続けられる作品だったかな。

あれ、そういえば10年後に起きる災害って具体的になんだったっけ?あと、最後に四季に記憶を上書きする薬を飲ませたのは誰なんだ?

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

この記事へのコメント