【ドラマ感想】最愛

saisai.jfif
2021年10月のドラマの中では一番続きが気になる、楽しめる作品だった。
以前あったアンナチュラルといい、TBSドラマはたまにオリジナル脚本でこういう作品があるので期待しちゃう。

(ネタばれあり)
「最愛」というタイトルを謳いつつ、ラブストーリーの部分は前面には出ていなくサスペンスの面が強い。
ストーリーの軸は主人公の梨央のサクセスストーリーと、15年前とそれに関連する連続殺人事件の捜査だ。

作品全体のテンポも良く、自然ぽい雰囲気の演技の人が多いので内容に集中できた。
ストーリーも、特に弟が実行犯として連行される第5話までは秀逸の出来だったと思う。
この先の展開に期待が高まった。

その後、ちょっとミッチーの不正疑惑を引っ張りすぎたかな。新薬の承認をめぐるトラブルを盛り込むためだったとは思うけど。
お陰で15年前の事件の真相解明となる最終話が駆け足になってしまった感が否めない。
15年前の真相の部分で、もうちょっと「もしかしてこいつが?」みたいな不安を掻き立てるようにできたような気もする。

真犯人が意外な人物を期待しすぎちゃって、加瀬とわかったときは、やっぱりそうかってなってしまった。
あのキャスティングならそうなるよね。
実は大ちゃんが真犯人なら面白いのにと思ってたんだよな。陰ながら支えるこれが最愛なんだと。

殺された渡辺親子がクズだったというのは間違いなかったね。
最後に加瀬が逃げ切る展開は、たまにはそういうドラマがあってもいいと思う。

今思えば、梨央を守ろうとする二人の男の物語と言えるかもなぁ。

キャスティングと言えば、大ちゃんの上司役の津田健次郎と同僚役の佐久間由衣が強い印象だった。これから注目したい。

宇多田ヒカルのテーマソングはポップな感じで良かった。変に感動を押し付けるような大げさな曲じゃない方が合っている。
何気に気に入っているのは毎回最後の予告部分。来週も何か起きそうだぞって雰囲気が出ていた。五阿弥ルナのあの曲いいね。

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