【ジェフ千葉】犬の生活Jリーグ日記 読書感想

Jリーグの、特にジェフ千葉のファンの間では「いぬち」の名で知られる、スポーツライター西部謙司氏によるジェフ千葉観戦記。
それの2020年度版をまとめたのが本書である。

自分も同時期にジェフの試合を観始め、理由も千葉県民だからだけだったので、スポーツナビで連載が始まった当初から親近感を持って記事を読んでいた。掲載先が変わって有料になってからは読んでなかったので、久々に触れた感じだ。

2020年の千葉の試合は、例年にも増して興味が出ずに1,2試合しか観てなかったので、ユンジョンファン監督の下、どういうチームになったのか簡単に知る良い機会になった。

少し皮肉も混じった軽妙な語り口で、サッカーマガジンに連載していたころと同じような戦術分析も分かりやすく、以前と同じ感覚で読めた。
要はゾーンディフェンスの守備的チームに変更している最中ってことね。問題点がなかなか解消されないという懸案もちゃんと書いてあるのが良い。ただ、この内容で21年度シーズン楽しめるのかな…

本書にもあったがオシムの成功体験を観てしまった自分としては、やはりそちらでの継続性を望んでしまうのだけど、確かに守備ってちゃんとしてなかったかもねって振りかえると思ってしまう。

最後に、コロナ対応で安易な政権批判をしている点はちょっと自分の意見とは違っていた。
まあ、2020年のことを書くのに新型コロナに触れないわけにはいかないのだろうけど。

今年はまたジェフ千葉の試合をもっと観ようかなと思えるきっかけにはなったかな。
サッカークラブの応援は悟りのようなものだというのは、しっくりきたので。

あ、そうそう。ジェフって企業名じゃん!ていうの、もっと言うべきだと思う。

犬の生活 Jリーグ日記 ジェフ千葉のある日常 - 西部謙司
犬の生活 Jリーグ日記 ジェフ千葉のある日常 - 西部謙司

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