【海外ドラマ】ボディガード -守るべきもの-

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イギリスで高視聴率だったらしい『ボディガード -守るべきもの-』(スーパードラマTV公式サイト)全6話を観てみた。
警護担当の刑事が主人公のサスペンスドラマである。

(ネタばれあり)
第一話冒頭で、イスラム過激派の自爆テロ犯を主人公デイビッドが説得して未遂に終わらせたことが発端になる。
優しく説得する過程から、サスペンス色よりも人情者っぽくなったりするのかななんて想像してしまったが、そこは早とちりだったことがすぐわかる。
この活躍でデイビッドは話題の内大臣ジュリア・モンタギューの警護担当に任命される。
ジュリアはテロ対策のため盗聴可能な法案を通そうとしている保守強硬派だ。
職業に忠実なデイビッドだが、実は退役軍人でPTSDを抱え、妻や子供と別居中であるという、なんか闇があるなって形で一話が終わる。
実はこの第一話での伏線が終わりまで観るとつながっていることがわかる。

第二話は大きな展開がある。
ジュリアが実際にテロ犯に狙われ、車を狙撃される。ここからデイビッドが狙撃犯に対処するまでの緊張感は、ドラマ全体を通して屈指のシーンだと思う。
ここでジュリアの信頼を得たデイビッドだが、結果男女の仲に発展してしまう。
しかし、狙撃犯が元戦友だったことを言わないのは、絶対まずいよなって視聴者は思いながら観ていると思う。
このモヤモヤが、やっぱりねって展開に後でなるんだけどね。

第三話はさらに大きな展開がある。
最後のシーンでジュリアが爆弾テロに巻き込まれてしまうからだ。
ジュリアがこれで死亡したことが第四話で分かるが、てっきりジュリアを最後まで守り切る話なのかと思っていたのでこの展開は驚いた。

第四話、第五話
爆弾テロを見逃したと思われたことから、警察対テロ組織のレイバーンとシャルマに共犯と疑われるデイビッド。
後に誤解だと分かるのだが、デイビッドは単独捜査を行い、ヒントをつかんでいく。
どうやらジュリアの事務所スタッフと犯罪組織につながりがありそうだと分かったところで、
その犯罪組織につかまってしまう。ここ、ちょっと間抜けだったな。

第六話
デイビッドは犯罪組織に自爆用の爆弾を付けられて放置される。
レイバーンはデイビッドと狙撃犯が戦友であることを突き止め、やっぱりデイビッドは共犯だったかとなるのだが、
色々あって爆弾を解除して事件の証拠をレイバーンとシャルマに渡すことができた。
とにかく爆弾解除までの時間がかかりすぎるし、かなりストレスのある展開だった。
その後、デイビッドは真犯人と犯罪組織がつながっている場面に遭遇し、無事解決に至る。
なんと、真犯人はデイビッドの上司ロレインだった。犯罪組織とつながりがあるロレインは、
ジュリアの法案がその犯罪組織にとって危険であるため、ジュリアを消そうとしていたとのことだった。
また、爆弾の製造者がまさかの、第一話冒頭で救ったはずの自爆テロ犯ナディアだったとさ。めでたしめでたし。

序盤からある警察とMI5の対立、ジュリアと首相の対立で真犯人への推理をうまくミスリードされてしまったので、真犯人は全然想像できなかった。
緊張感のある音楽と、過激すぎないが緊張感のあるシーンが適度にありよくまとまったサスペンスだった。
日本でも、過剰な演技や演出や説教臭いセリフではなく、こういう緊張感と派手過ぎない感じのドラマを作ってくれないかな。

そういえば序盤から、管理職や責任者に女性が多かったな。
ヨーロッパの女性進出ってこんな感じなのかなとちょっと新鮮に感じたのは日本人だからだろうか。

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