【映画感想】相棒 劇場版IV
シーズン15の13、14話を観て面白かったので、それと関連があるということで興味が出て観に行ったのだが、まずまず相棒のスペシャル版としては面白い作品になったのではないだろうか。
映画館は意外と高齢者が多かったな。老若男女楽しめる作品も少ないからね。
(ネタばれあり)
7年前の誘拐事件と国際テロ組織バーズのリーダーであるレイブンは何者で、何をしようとしているのかというストーリーの主軸がある。
北村一輝がずっとそうじゃないかとミスリードされていたが、実はバーズを追っていると見せていた鹿賀丈史が当の本人だったという真相。
動機はテレ朝らしく戦争反対と日本人への批判だが、そこまでくどくはなかったかな。
実は太田愛の脚本は俺は苦手で、落ちがあまり好きではないのが多かったのだが、最近の相棒の中では面白い脚本を書く方なんだなと感じた。
全体的にテンポ良く進み、アクションもありクライマックスのパレードも華やかなシーンで、スペシャル感があって楽しめる。
相棒史上最も切ないと宣伝していたが、そんなに切なくは無かったな。
映画1から無駄を省いたような、そんな印象。
前述の連動したエピソードから、てっきり山崎警備局長がラスボスかと思ったら、ほとんど絡まなく自滅した感じでもったいなかったな。社は自分が怪我しないようにうまく立ち回れるんだね。
江守徹が老けすぎてて一瞬気づかなかったが、これも悪役っぽいし、ラスボス候補は色々いたかな。
映画版ではもう少し右京の処遇をからめて、警察官僚が画策するエピソードを作ってほしい。
この記事へのコメント