【ジェフ千葉】ジェフ千葉の年明けの微かな明かり

本日発売の『サッカーマガジン』及び『サッカーダイジェスト』を読んで、衰弱する千葉の一因を少し理解できた気がする。

レギュラークラスの大量離脱の要因は、フロントの中長期プランの無さが影響しているようだ。
2007シーズン終了後、なぜアマルを解雇したのかが俺自身もまず感じた疑問だった。成績不振なのに2007年を丸々任せたのは、てっきり下地作りのため我慢していたと思っていたので。成績不振での解雇なら中断期に行うことも可能であったし、シーズン通して戦い方が変わらず、かといって残留にターゲットを絞った戦い方をしているわけでもないあの監督を、シーズン終了まで引っ張る理由が他に見つからなかったからだ。

そしてフロントの代表者としてサポーターにブーイングを受けていると考えていた淀川社長についてだが、実は彼自身がジェフ千葉にとって有害であることも分かった。
選手への配慮の無さ、昼田GMへの非協力、不当な現場介入、現実を見ていないプラン。千葉のような小さなクラブこそ団結力が必要となるのに、明らかにクラブの結束を揺るがしている。

俺は今年の戦力は、新居、工藤、下村、水野、水本が残っていれば骨格は維持できると考えていた。公式発表はまだだが水野、水本は移籍するだろう。特に計算できるセンターバックの水本が抜けてしまったのは痛い。現戦力の中でカバーするとしたら、結城がどこまで計算できるかが大きな鍵になるのではないかと思う。

坂本の復帰は色々言われているみたいだけど、俺は歓迎したい。彼はアマル体制の被害者であり、内心では千葉の行く末を気にしていたのだろうから。

とりあえず、クゼ監督と昼田GMが期待できそうな人物だということがせめてもの救いだ。
それでも今年の目標は、昨年から引き続いて「残留」となるだろう。今年は新しいサイクルの一年目と考え、我慢の日々が続くだろう。予想を裏切ってくれればうれしいのだが。
楽しみなのは、千葉でもようやく４バックが見れそうだという事かな。

これは願望だが、公式サイトにある「クラブビジョン」の区切りとなる2010年には、できればリーグ優勝を果たして欲しいものだ。
もしかしたら一番の明るい材料となるのは、千葉の貧弱な内情が世間に知られることによって、膿を出すことなのかもしれない。