【日常】ごろ寝で観る夜空の華

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ここ10年ほど、毎年江戸川の花火大会に行っている。獅子座生まれの俺にとっては、花火大会のシーズンは誕生日近くが多いので、妙な浮かれ具合である。

いつも小岩方面の河川敷で(市川側より河川敷が広いので)、レジャーシートを敷いて、ビールを飲みながら観ている。
確か東京では上位に入る観客動員数だったと思うが、毎年小岩や市川にこんなに人が集まるのはこの一回限りだろうなぁって思う人の数だ。俺は住んでる駅が割りと近いのでここに行っているが、どこら辺から人が集まっているのだろう?

東京で一番有名な花火大会は隅田川であろう。二回ほど観に行ったが、今一楽しめなかった。川沿いは立ち止まれないし、座って観れる場所はビル街の中で味気ない。
江戸川河川敷の気に入っているところは近いという他に、都会的な遮蔽物が無く、草の上のレジャーシートに寝転がってビールとつまみを手に、空に上がる花火をぼんやり観ることができることだ。
でも花火自体を楽しむのはそんなに長い時間じゃなく、夏の風物詩に参加しているという自己満足の世界のような気が最近してきた。夏の夜に外で涼みながら、夏の思い出を一個作ったぞ!みたいな自己満足だ。

それから人が多く集まるイベントだけあって、観客の様子が実は面白い。
花火が始まったとたん、立ち尽くして花火を見つめることしかできないじいさん。
花火が始まる前に酒でできあがって、始まって20分後にはいびきをかいて寝ているおっさん。
すごい盛り上がりの時ではなく、間をつなぐ単発の時に「すごーい」となぜか叫ぶ子供。
花火が始まる前に、長州対橋本のプロレスごっこを始める、30前後の男の集団。などなど。
まあ、俺と同じように黙って寝転がって見ている人が多いのだけどね。

来年も多分観に行くんだろうなぁ。

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